ビリっと風景を破く
それでも漆黒は現われず
ならばと
言葉のなかへ踏み込み
景色を形容せずに
分解するのだが
どこでもないところに抽象は
浮かんだまま
なにものにもならない
快楽に満ち
以前の以前をリピートする
現場の音のなかに
存在を置くも
風景ではないものの
処理を
紙を裂くようには
いかないものかと
一部でもない人たちが
思案の縁から落ちないよう
風景の隙間に立ち
唇に指を当て続ける
ビリっと風景を破く
それでも漆黒は現われず
ならばと
言葉のなかへ踏み込み
景色を形容せずに
分解するのだが
どこでもないところに抽象は
浮かんだまま
なにものにもならない
快楽に満ち
以前の以前をリピートする
現場の音のなかに
存在を置くも
風景ではないものの
処理を
紙を裂くようには
いかないものかと
一部でもない人たちが
思案の縁から落ちないよう
風景の隙間に立ち
唇に指を当て続ける