小屋
わたしは小屋を飼いたい
かわいい小屋を そして
その小屋をコヤと名づけ
何処へでも連れて行こう
海辺
森はずれ
ゴールデン街
そいそいと雨降る
北上川の土手へ
小屋には入らない
コヤは鳴かない
いつもそばにいる
なかには空間という思念があり
仕切られてはいるが
絶えず何かを想っている
と思わせている
なんてかわいいやつなんだ
わたしは口笛を吹いている
雲から月があらわれて
わたしたちを地上に
ゆっくりと降ろしてくれる
わたしは
いつものように
矩形の影のそばに
立つ
小屋
わたしは小屋を飼いたい
かわいい小屋を そして
その小屋をコヤと名づけ
何処へでも連れて行こう
海辺
森はずれ
ゴールデン街
そいそいと雨降る
北上川の土手へ
小屋には入らない
コヤは鳴かない
いつもそばにいる
なかには空間という思念があり
仕切られてはいるが
絶えず何かを想っている
と思わせている
なんてかわいいやつなんだ
わたしは口笛を吹いている
雲から月があらわれて
わたしたちを地上に
ゆっくりと降ろしてくれる
わたしは
いつものように
矩形の影のそばに
立つ