2018-12-01 器 Poetry May.2018~ 器 肉体よりも眼がほしい 生きものでもなければ 物でもない かぎりある重さ たった一つの色 ふれることが叶わぬ 線と粒子 不感の熱 そのなかに 海はなく 星はない あの厚みは銀河ではない つまり 信仰よりも確かに 在るということ 割れるということ 長次郎 黒楽茶碗(16世紀) を観て