poetoh

大島憲治の詩とエッセイ、フォト、自由律俳句を紹介。既刊詩集『イグナチオ教会通り風に吹かれる花のワルツ』(書肆山田) 『東京霊感紀行』(竜鱗堂) 『センチメンタルパニック』(私家版) 『荒野の夢』(蝶夢舎)『シャドーボクシング』(蝶夢舎)

2018-12-01から1日間の記事一覧

器 肉体よりも眼がほしい 生きものでもなければ 物でもない かぎりある重さ たった一つの色 ふれることが叶わぬ 線と粒子 不感の熱 そのなかに 海はなく 星はない あの厚みは銀河ではない つまり 信仰よりも確かに 在るということ 割れるということ 長次郎 …

黒楽茶碗

銘 むかし咄 長次郎 16世紀 「デュシャン展」(東京国立博物館)にて撮影