さわらびの道 森の小径を歩いていると突如風が一帯をざわつかせた何かが起こるという直感が針となり頭の奥に立つやって来たのはあらゆる音を吸いこんだ静寂 その真空を破ってヒヨドリヤマガラメジロシジュウカラカラス翼あるものはすべて飛び立ち 蠢く甲虫ら…
暴露の完成 リヒター『ビルケナウ』考 7月下旬、仙台駅を出て2時間、竹橋駅から地上へ出ると重い湿気にむっとした暑さ、さらに本降りの雨。久しぶりの東京は一面灰色の歓迎だ。お堀を越えた先には東京国立近代美術館があり、今回の上京の目的の一つ『ゲル…
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