一色海岸の部屋 波の音が今日の最果てまでやってこないかなあ 風がこのカラダを今すぐ骨だけにしてくれたらなあ 砂の上に何もかもが透明な部屋 さっきみたブルーノ・ムナーリの潔く矩形と成った「額もまた」がさっそく壁に掛けられる 部屋のゆかに腰を下ろし…
重いくびきから放たれる言葉の旋律 谷川俊太郎という詩人を詩人足らしめているのは、谷川さんという人間をつかんでいる幸福感にあるのではないだろうか。幸福ではなく幸福感だ。 しあわせな環境にいても幸福を感じられない人はざらにいる。はたから見て不幸…
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