poetoh

大島憲治の詩とエッセイ、フォト、自由律俳句を紹介。既刊詩集『イグナチオ教会通り風に吹かれる花のワルツ』(書肆山田) 『東京霊感紀行』(竜鱗堂) 『センチメンタルパニック』(私家版) 『荒野の夢』(蝶夢舎)『シャドーボクシング』(蝶夢舎)

2018-12-28から1日間の記事一覧

砥ぎつづければ掌病み

砥ぎつづければ掌病み 行方鬼生

誰よりも言語感覚に優れていながら

誰よりも言語感覚に優れていながら、まるで無文字社会の民のような鋭敏な感性もあわせ持っていました。渡辺京二〈朝日新聞 文化・文芸欄「語るー人生の贈りものー」2018/12/27〉※石牟礼道子を語って

ピストル 七句

ピストル 七句 行方鬼生 発砲しないとは言えまいが向き合う 真っ赤なピストル握って冬の旅 撃たれたといって何度も死んだ 砕けそうなピストルを胸に仕舞い こめかみにブローニング当て冴えわたる あんたがあけたあなのむこうへ 小さな弾丸が胸を貫いていくの…