【書籍名】「東京霊感紀行」
【著者名】大島憲治
【発行】竜鱗堂 2003年刊
【定価】2,100円(税込)
P98 155×215mm
変幻の都、累々とした生死を抱えた霊地<東京>を言葉と映像で捉えた異色の紀行本。
文・大島憲治と写真・酒井敦のコラボレーションが、これまでにないスタイルの書を生み出した。銀塩カメラが東京の風景に混在するノスタルジーと現代性を切り取り、その印画と磁場に触発されたインスピレーション(=言葉)が時空を超えた世界を炙り出す。
霊地<東京>を巡り綴った、詩・エッセイ・写真の12のコラージュ。
【目次】
ひぐらしの鎮守諏方神社|神の杜
日暮里諏方台通り|空地という遺跡
上野不忍池水景|淡緑の惑星
浅草水上バス発着所前|路上の人々
隅田川流域回顧|水の旅情
大川端明石町陸景|高窓の憂愁
都庁三十二階眼下眺望|霧の中のジオラマ
新宿東口交差点灯影|雑踏の恍惚
後楽園ゆうえんち夜景|この世の遊楽
滝野川一丁目都電沿線|夢想する家々
日比谷通り明治生命本館前景|帝都幻想
神田聖橋眺望|現象する風景